出会いがあれば、別れがある。
僕は、人に出会って別れる瞬間に
必ずまたねと言う。
決して、じゃあねとは言わない。
たとえまた会えるという確証はないはずなのに、どこかでまた会えるようなそんな気がしているんだ。
だから、またねと言って、別れる。
どこかで、もう会えないと思うと、
これで最後かと別れる瞬間が辛くなる。
どこかでまた会えると信じているから、
辛い思いに駆られることなく、
また会える日を笑顔で待てる僕がいる。
またねという言葉は、
弱い僕を安心させる。
会えなくても、
最後までその一言を信じて、
また会える瞬間を待つ僕がいる。
たとえもう会えないとしても、
どこかで信じている僕がいるんだ。
朝から
「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」を見て、
そう感じたぼくがいた。